Designed by Apple in Californiaにある製品のCMを集めて検証してみた

Designed by Apple in Californiaにある製品のCMを集めて検証してみた

Clock Icon2016.12.02

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はじめに

こんにちは。デザイナーの宮嶋です。
Designed by Apple in Californiaを見ていたら今までのCMを思い出してしまったのでこの記事を書きました。
「カラフルなPCがくるくる回っているCMあったなあ〜」と簡単に思い出せてしまうのがAppleのCMのすごいところ。
日本で放送されたものは動画を埋め込みますので、良かったら観てノスタルジーに浸ってみてください。

Apple製品のCM集

iMac

1999年

可愛らしいフォルムでカラフルなMacが画面をくるくる回っていたのが印象的で今でも覚えています。
このCMが放送された時はまだ小学校低学年でした。あれから20年近く経ちますが、今でもAppleと聞くと真っ先に浮かぶ映像です。
当時はまさかこんな仕事に就いて毎日のようにMacを触るようになるなんて思わなかった……。

G4 Cube

2000年

https://youtu.be/zNxu6CAmpZg(US)

店舗内再生用

これよく家電量販店で流れていました。
親に連れられて店に来て、暇つぶしによくPC売り場で遊んでいたので観てました。
中身を取り出しているところはよく覚えています。

PowerBook G4

2001年

https://youtu.be/B7UYMkdF-S4

2003年

https://youtu.be/Br3BvH8sMvE
海外のCMです。日本版はないのかな。やっていたのかもしれませんが、それらしい映像は見つけられませんでした。

iPod

2001年

これは海外版かな?
でも、PCを触っている人がイヤホンつけて激しく踊りながら外出して
最後にドアをバタンと閉めるCMは日本でも観たことがあるような気がします。
iPodが出た頃はまだMDウォークマンで音楽を聴いていた記憶があります。

Power Mac G5

2003年

https://youtu.be/fYuCNv1-80Y
海外版のCMしか見つけられませんでした。名前の通り物凄いパワーです。
海外のCMはやることのスケールが日本と違いすぎますね。映画の1シーンみたい。

iPod mini

2005年

このCMを知らない人はおそらくいないでしょう!
カラフルな単色の背景をバックにシルエットが踊ったり歌ったりするCMのインパクトが強かったです。
このシリーズは様々な音楽ジャンルのバージョンが2004年から2008年にかけて公開されました。
キャラクターが使われたパロディ画像がネット上で話題になっていたのも覚えています。

また、このCMをオマージュしたものと思われるLISMO!のCMも有名になりましたね。

※LISMO!TVCM

iPod shuffle

2005年

「Life is random.」
当時は何も考えずに観ていましたが、今あらためて観てみるとシャッフルアイコンのアニメーションがあったことに気付きました。

というか、もうこのCMから11年経つの……?

iPod nano

2005年

なんとなく、iPodを取り合う手に見覚えがあります。

2008年

nanoのクリックホールで操作していた頃が懐かしいです。当時中学生でした。
あのカチカチ音が心地よかったです。

2009年

映像を撮れるのは今となっては当たり前ですが、当時はすごい衝撃でしたね。
ミュージックプレーヤーでビデオ撮影できるって!

iPhone

2007年 iPhone

https://youtu.be/M9mbjgm3MoE(US)
ついに来ましたiPhone。
iPodだけじゃなくて携帯電話まで出るとはどういうことだ!と驚きでした。
そもそもこれボタン無いじゃん!大丈夫なの!?と友達と話していた記憶があります。

2008年 iPhone 3G

「そう、iPhone以外ではね」というナレーションが印象的なこのCM。
これ以降もいくつかバージョンがありましたが、どれも「iPhoneならでは」という感じのナレーションで締めくくられていました。
みなさんも一度は「◯◯が出来るのは、iPhoneだけ」と言ったことがあるのではないでしょうか。

日本では3Gが最初に上陸しました。
当時の日本のiPhoneはSoftBankの独占市場で、これを機にSoftBankにキャリア変更する人が続出。
発売日、SoftBank表参道店の前に行列が出来ている光景はニュースでも報道されていました。
前日から徹夜で並んでいる人もいましたね。

乗るしかない、このビッグウェーブに!

2009年 iPhone 3GS

「これが最も速く、パワフルなiPhoneです」というiPhone 3GSのキャッチコピーで締めくくられるCM。
容量の大きなビデオの撮影・再生がスムーズにできるのは当時は他の携帯電話にもなかったような気がします。

iPod Touch

2007年

Foo FightersのThe PretenderのPVが印象的なCMです。
これ、実は元々ファンが個人的に制作したものだったのはご存知ですか?

2008年

「最高に遊べるiPod」というコピーの通り、iPod TouchでゲームをプレイしているCMです。
特にiPodを傾けてハンドルを切る映像は皆さんも覚えているのではないでしょうか。

2009年

ネットワーク対戦が強調されたCMです。キャッチコピーは「次のレベルの楽しさへ」。

2011年

「楽しさをシェアしよう」というキャッチコピーのCMです。
これまでの機能に加え、iMessageやTwitterなどiPhoneに近い機能が使えるようになりました。

MacBook Air

2008年

https://youtu.be/uEecmbmfEs0(日本版)
スペックが高いノートPCは重いしかさばるしで持ち運ぶのが大変というこれまでのイメージを変えたCMです。
開封された封筒から出てくるMacBookは衝撃的でした。

どこかに置いているのかな?と思いきや、手で持ってる!しかも支えるものが何もない!
MacBook Airの軽さがわかりやすいCMです。

2014年

「もっと好きになれるノートブック」というメッセージのCM。
様々なステッカーが貼られたMacBookと「デーーン デデデデッデッ デーーン」のメロディが印象的でした。
Appleを活かしたユニークなステッカーも沢山ありますよね。

iPad

2010年

「iPadは何か?」から始まるCM。本当に「何だこりゃ!?」と思ったのを覚えています。
iPad?iPodじゃなくて?と最初は何も知らなかったし、CMを観ても「何でもデジタル化すればいいってもんじゃないだろー」と思っていた時期がありました。
今となってはデジタル化した書籍はあの本読みたいと思い立った時に手元にすぐ本を用意できるし、サテライト授業は気になる資格があってもわざわざ遠方の教室に足を運ばなければならないということにならないし、日常から切り離せなくなっています。

「iPadは音楽的」
心地良いパーカッションからピアノの演奏画面から始まるBGMが印象的です。
ほぼPCと同じ機能を、持ち運びしやすい液晶のタッチパネルひとつで使えてしまうのは便利ですよね。

「iPadは刺激的」
音楽的なCMで紹介されていない機能に加え、エレキギターを接続してアンプとして使っているラストのインパクトがすごいです。

2011年 iPad 2

「新聞を"見る"」「雑誌を"聴く"」など、今までの名詞から連想される動詞の関係を変えたナレーションが粋なCMです。

2013年 iPhone 5S・5C

シャンパンゴールドのボディに憧れました!
熱せられた金属から流れるようにゴールドのiPhoneが形作られていくのは今見てもきれいですね。

Softbank・auに続いて、この年ついにdocomoキャリアでもiPhoneの提供が始まりました。
これで日本のほぼ全てのキャリアでiPhoneが使えるようになりました。
docomoユーザーの友人が喜んでいたのを覚えています。

5SのCMと同様、インクが流れるような映像です。
これまでのiPhoneシリーズとは違い、かつてのiPodのようなカラフルなボディとポリカーボネートを使用した材質という新しい試みがされたデザインです。

おわりに

どのCMも共通して、最初は具体的なことを説明しないで「何だろう?」と見る人に思わせる。

きっとあなたも、携帯電話でアプリケーションを使ったことがあるでしょう。

ここの入り方がAppleのCMは上手いと思います。

そしてナレーションや文字が端的で簡潔です。

でも、こんなに沢山の中から選んだことも、こんなに簡単にダウンロードしたことも、そして、こんな風に楽しんだことも、きっとないはず。

ここでは機能を実際に操作している映像や、ユーザーの体験が全面的にプッシュされています。
「あ、なんか面白そう」と見る人は思うわけですね。

そしてラストに短く印象的なメッセージやキャッチコピーで決めます。

そう、iPhone以外ではね。

「すごい!今の携帯でこんなことやったことない!なになに、iPhoneならできるの!?」
こんなこと言われたら「そうだ、iPhoneに変えよう」と思うしかない……!
少なくとも「iPhoneすごいな!」とは思いますよね。

見る人に印象を強く残すCMの仕組みがなんとなくわかった気がします。
斬新でスタイリッシュなだけではないんですね。

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